福島県の南会津にある大内宿(おおうちじゅく)。
江戸時代には宿場町だったところで、現在も茅葺き屋根の民家が立ち並んでいます。
ずっと行ってみたいなぁ~と訴えていたところ、夫が少し遅めの夏休みを平日にとってくれたので、プチトリップを決行! 今日は写真とともにご紹介します。
ちなみに、人気の観光スポットへ行くときは、朝イチを狙うのが、penpeco家のセオリー。
待ちなしでベストな場所に車を止められ、空いている状態でゆっくり堪能できることが多いのです。
ということで、朝の5時半に家を出て、高速と下道を使い9時前に到着しました!
お店が開くのは10時頃。
それまで人の少ない街並みを静かに味わいます。
たなびく「氷」の旗がなんとも似合うこと!
通路の両側に流れる水路では、ラムネやスイカが冷やされています。夏とは思えぬほど、めちゃくちゃ冷た~い水です。美味しさ倍増ですね。
大内宿いちの写真スポットから。
急な階段をひぃひぃ登った先にあります。でもこの景色をみると、疲れも吹き飛びました。
雪化粧されたら素敵だろうな~。
資料館(大人250円)もあったので、入ってみました。
この茅葺の分厚さ! 葺き替えができる職人さんも、いまや限られてるでしょうねぇ。この素敵な街並み、ずっと守って欲しいです。
さて、ひととおり散策するとちょうど10時。名物「高遠そば」のお店へ一番乗りしました。
お蕎麦を出すお店はいくつかありますが、わたしたちは入り口にほど近い、三澤屋さんへ。
一本ねぎを箸がわりに蕎麦をすすりつつ、薬味としてかじるという、独特のスタイルなんです。ちなみに冷たいおそばなので、ねぎが煮えることはありません。
すこし甘めのつゆに、しっかりした歯ごたえのお蕎麦と、ピリリと辛いねぎがよく合い、美味しかったです。
配分を間違え、最後にはねぎの方が短くなり、上手に蕎麦をキャッチできなくなったので、お箸を使いました。かといって、ねぎが残って最後にねぎだけ齧るのも大変なので、あんばいが難しいです(笑)
このお店では、ねぎそばにふかしたジャガイモと白菜のお漬物が付いて1,080円でした。
お蕎麦を食べて満足しながら歩いていたら、「とちもちあります」の看板に吸い寄せられ・・・
栃餅は、栃の実が混ざった茶色いお餅です。栃の風味とやらは、正直あまりわかりませんでしたが、ねぎ臭と残った辛味で満たされていたお口が一気に穏やかになり、幸せな気分に。
もうお腹一杯なんですけど、歩いてたらもう一個、気になるものが・・・
しんごろう餅ですって。
竹に巻いた餅にじゅうねん味噌(えごま味噌)を塗って焼いたもの。
一本注文すると、その場で炭火であぶって焦げ目をつけてから渡してくれました。半つき状態のお餅なので、お米のつぶつぶが残っています。栃餅とはまた違う食感で、ペロリ。
街並みとグルメを堪能し、お腹がパンパンでもう食べれなくなったので、満開の蕎麦畑を見ながら大内宿をあとにしました。
平日だと言うのに、帰る頃には駐車場も混んでましたし、そばの店も満席になっていました。今回も「早起きは三文の得」を心底実感。
その後、大内宿ちかくの「搭のへつり」へ。
変な名前だなぁ~と思ったのですが、「へつり」とは川に迫った断崖のことで会津の方言だそう。
つり橋はしっかりしているので、多少揺れてもそんなに怖くないですが。。。
ここ!ここ怖いから!手すりとかないし。
歩きやすいしっかりした靴を履いてないときは、無理しちゃダメです。
ここまでで午前中が終わり、猪苗代湖畔でのキャンプをするべくキャンプ場へ。
猪苗代湖は透明度も高く、キレイな湖です。
しかもトイレと水道完備で無料で使えるキャンプ場が多いそうです。トイレは古いけど、掃除はしっかりされているようで、くさくなかったです。
ところが、朝には晴れていたお天気も、午後から下り坂。
テントを張っている最中にいやな風が吹き始めました。
不穏な雲も広がってきたので、少し悩んだ末に撤収。
そのあと夜から朝にかけてだいぶ降ったみたいなので、良かったと言えばよかったけど。
湖の前でハンモック吊るして、のんびりBBQするのを楽しみだったんだけどなぁ(泣)
家に帰って、買ったお肉を焼いてむしゃむしゃ食べ、夫はビールをガブガブのみながら「今回はk賢明な判断だったんだよ・・・」と夫婦で無理やり納得しました。
いつかリベンジします。
結果的に日帰り旅行になりましたが、念願の大内宿が素敵で、充実したお休みでした。
茅葺き屋根は世界遺産でもある岐阜県の白川郷が有名ですが、大内宿だって(たぶん)負けていないよ!