少し早めの夏休みと、500円玉貯金箱開缶記念(笑)で
広島県へ旅行に行ってきました。
今回は2泊3日の日程で、呉~宮島~広島市内をまわる日程。
ちょっとビミョーな所もあるよなぁ
でも、比較的早い段階(1996年)で世界遺産登録された
広島の厳島神社と原爆ドームは、見に来てよかった!
もっと世界中の人も見に来て!!と思えるところでした。
まさに日本が世界に誇れる遺産です。
旅のメインだった厳島神社を中心に書いています。
宮島1泊がオススメの理由
厳島神社は満潮と干潮で、さらには日中と夜でも趣が異なります。
可能であれば、宮島の島内または宮島口(対岸)で一泊して、
いろんな宮島の景色を見るのがおススメ。
宮島かその近辺に一泊すれば、夜のライトアップされた厳島神社、
朝の静かで人の少ない社殿、潮の満ち引きによる変化を思う存分楽しめます。
今回わたしは、対岸の宮島口のホテルに宿泊しました。
フェリーで片道10分・180円で宮島に渡れるので、
朝昼夜、満潮・干潮、混雑も気になることなく堪能できましたよ。
宮島行くなら潮位チェック
あらかじめ 年間潮汐表 で干潮・満潮・日の入時刻をチェックしていきましょう。
大鳥居まで歩ける潮位の目安は100cm以下、
大鳥居が海に浮かんで見える潮位は250cm以上です。
夜の宮島
旅の初日は、先に呉を観光したため、宮島に着いたのは夕刻。
満潮ならナイトクルーズ!
この日(2017年7月20日)は満潮が19:30頃。
ライトアップされた大鳥居を船でくぐりたいなぁ、と思って
19:15発の宮島参拝遊覧船(ナイトクルーズ)を予約していました。
しかし19時近くになっても、まだかなり明るい・・・
日の入が19:15でしたからね。そのあと30分しないとライトアップはされません。
なんて待合室でぼやいてたら
1本遅いのに変更しますか?
と声を掛けてくださいました。ありがたや~
夕焼けをバックにした大鳥居も素敵なのですが、
やっぱりライトアップを見たかったのでよかったです。
設定が全然分からなくて、ほとんどブレた・・・
初日は社殿の拝観はせず、宮島口のホテルに戻る。牡蠣飯たべた。
朝・昼の宮島
2日目は明るい宮島を散策です。
満潮
朝7時過ぎにホテルを出て、宮島へ。
朝早めに出た理由は、観光客が押し寄せる前に、静かな厳島神社を満喫したいから。
この時もほぼ満潮。
この鳥居、埋まっているわけではなく、置いてあるだけというからびっくりですよね。
満潮時には大きな浮力がかかりますが、鳥居に詰められた石の重みも手伝って
自重でどっしりと立っているんです。
倒れたり、流されたりしないんだからすごい~。
狙いどおり、朝の神社は人が少なくて、ゆっくり見れました。
はじめてのパノラマ撮影。わたしのスマホにこんな機能あったなんて!
干潮
お昼を食べ終えて、ふと海を見ると・・・
わぁぁぁ!! さっきと景色がぜんぜん違う!
鳥居の先まで潮が引いてる!
干潮までまだ1時間以上あったのですが、十分歩いていけます。
約5時間でこんなに変わってしまうんですね。潮パワー半端ない。
大鳥居に触りながら、大きさを改めて実感。
社殿の方を見てみると・・・
お昼前後ともなると、平日(金曜日)とはいえ、かなりの混雑。
大鳥居と写真を撮れるスポットは順番待ちをしています。
さらに、土日祝はこんなもんじゃないそうです。
やっぱり出来ることなら宿泊して、早朝の観光が吉です。
宮島でミシュラン初体験
牡蠣料理と並んで有名な、宮島のあなごめし。
一番人気は宮島に渡る前の、宮島口にある「うえの」というお店です。
ここはいつも行列で、持ち帰りのお弁当も人気。(お弁当は予約可能です)
今回、「うえの」への訪問は時間があわないこともあり、宮島島内の
ミシュラン1つ星を獲得したという「ふじたや」さんへ行きました。
はじめてなんですけど(ドキドキ)
オープンと同時(AM11:00)ならそんなに待たない、という口コミどおり
開店少し前から待機して、1回転目ですぐに入店。
朝早めに動いていると、お昼ご飯も混雑前に済ませられるがいいですね。
食事メニューは、堂々とあなご飯のみ! あとは、おつまみ少々があるだけ。
その、あなごめしを注文して待つこと20分。
アッツアツの器で到着!火傷する熱さなので注意です。
木の蓋をぱか~んと開けてみると、ご飯を覆い尽くすほどのアナゴがお行儀よく整列。
いいにおい~(*´∇`*)
宮島産のみ使用しているというアナゴは、表面が少しカリッとしてて
身はほどよく締まっている感じ。でも、決して硬いわけではないです。
タレも多過ぎず、少なすぎず、甘すぎず、ほどよい加減。
臭みもなく、意外とあっさりしているので、いつまでも食べていられそう。
なのに、ペロッとなくなってしまいました。
お吸い物とお新香がついて2,300円。
宮島で一番高いと言うあなごめしを食べちゃった!
あなごめしは、お店によってアナゴのふっくら具合やタレの味付けが異なるそう。
「うえの」はもっと身が締まっているとか。
う~ん、わたしは「ふじたや」くらいの締まり具合が丁度いいかな。
夫は逆に『もっと柔らかいのかと思った』と言ってましたが。
宮島⇔原爆ドーム間は、世界遺産航路が楽チン便利
宮島⇒広島市内間の移動には、ひろしま世界遺産航路 を使いました。
これに乗れば、あっという間に2つの世界遺産を結んでくれます。
宮島桟橋と原爆ドーム間を乗り換えなしの船で45分。
JRや広島市電より早く、クーラーも効いた船内で必ず座れるので
休憩しながら移動できます。
外国人率の高さよ・・・↑
ただし、干潮の時間帯は川の水位不足で欠航になります。
当日の欠航時間帯は要チェック、土日祝や混雑期には予約がおすすめ。
暑さの厳しい宮島散策を終え、涼しい船内と船に揺れについウトウト。
ハッと気づくともう、原爆ドームが見えていました。
原爆ドーム・平和記念資料館
夜の原爆ドーム。ちょっと怖いものがある。
お分かりいただけるだろうか。夜闇にぼんやり浮かび上がる半透明の2人。
心霊写真・・・。ではなく、シャッター速度の影響です。
昼の原爆ドーム。
広島は、外国人が本当に多い。
でも沢山の外国人がここを見に来ていることを、嬉しく思いました。
原爆ドームや平和記念資料館を見れば、たとえ戦争であっても
核兵器は使うべきではない、という思いを共有できるだろう。
当たり前の日常、幸せ、人生、未来…
一瞬で吹き飛ばしてしまう恐ろしさ。その後の苦しみ。
悲しき遺産ではあるけれど、日本しか発信できない
地球上で生きるすべて人にとって大切なものが、広島にはあります。
広島はグルメレベルも高い!?
あなごめしも美味しかったけど、お好み焼きもおいしかったし
宮島の揚げもみじ饅頭、果物とミントたっぷりモヒート、
つけ麺、絞りたてオレンジジュース・・・
ちょっとしたものも、なかなか美味しく仕上がってます。
外国人ウケも研究されているだろうし、ある意味グルメのレベルも高いかも。
おまけ 宮島の鹿はかわいいけど注意
宮島に渡ると、結構な数の鹿に遭遇します。
子鹿なんてキュ~ンとくる可愛さ。バンビじゃん。
この子はまだ警戒心が強くて、近づいたら逃げちゃいました。
だけど大きくなった鹿は、触っても怒らないくらい人に慣れています。
そして、食べ物でも広げようものなら、すかさず襲撃されます。
コンビニ弁当を膝の上に出した瞬間、鹿に襲われる外国人↓
どこからか持ち出した厚紙(ボール紙?)もバリバリむしゃむしゃ、
美味しく頂いちゃいます。
わたしのバッグのポッケに入っていた、宮島の地図も危うく食べられるところでした。
エサを与えないのはもちろん、鹿が食べそうな紙類にも注意ですよ~。
広島は週末トリップにもオススメ!
広島の2大世界遺産、宮島と原爆ドームなら、
週末の1泊2日でも十分満足できる旅行ができます。
広島市内は可愛い路面電車や、観光周遊バスもあり、
レンタカー不要で移動しやすいです。
女性ひとり旅の方も、かなり見かけました。
日本の大事な遺産が一度にみれますので、
まだの方は是非一度、行ってみてください!