わーい! 初ハーフマラソン、完走です\(-▽-)/
マラソン3シーズン目となる今季の目標は、ハーフマラソン出場。
初ハーフは山形の 天童ラ・フランスマラソン って、前から決めていました。
出発前は、エントリーしたことを猛烈に後悔していたチキンハートですが、とにかく美味しくて、心温まる、最高の大会でした。
名に違わず、ラ・フランス食べまくり!
芋煮汁も美味しかった!
なにより、街をあげてこの大会を成功させようという心意気は、直接関わっているボランティアスタッフはもちろん、
沿道の一般市民からも感じました。
18km地点、左足の前太ももがつり始め、ひーこらひーこら走っていたら
『がんばれがんばれ、あと少しだぁ~』という、おばちゃんの応援。
「はーい!ありがとぅぅぅ〜(半分消えそうな声)」と返したら
『こっちこそ、ありがとなぃ。また来てよ~』って。
ゆったりとした山形訛りと笑顔で言われたときは、うるっ(:_;)としました。
マラソン大会って、中には嫌々ボランティア参加させられた人で成り立っている大会もあったりして、そういう所だと運営もグダグダで「次はもういいかな」と思っちゃう大会も実はあるんですが、天童の『また来てね~』には、嘘を感じない!
「ありがとう」「また来ます♪」って、走っている間に何回言っただろうか。
言い過ぎてのどが乾燥して、風邪引いて翌日寝込みましたとさ。。。
でも心はホクホクなのです。
出し惜しみなし!ラ・フランス食べ放題
この大会の名前にもなっているラ・フランスは、天童の名産品。香りの良い、洋なしです。
ハーフマラソンでは途中、6ヶ所の給水所(エイド)があります。
どこのエイドにも、スポーツドリンク・水・旬のラ・フランスが2,3切れ入った紙コップが用意されています。
手が汚れないよう、ちゃんと爪楊枝つきなのもありがたい。
走るのが遅いと前のランナーに食べつくされて、なくなってしまうかな?
と心配してたけど、用意されていたのは、たーっぷりのラ・フランス。
うましうまし、ぅんまーい!(^o^)
全エイドで給水ならぬ、給ラ・フランスしました!
丸2個分は食べた気がする。
また、途中の私設エイド(善意で個人的に出している給水所)でしょうか。
おしんこ→ラ・フランス→ぶどう、とコース状態で振舞ってくれたり
「木になっているリンゴ、もいでっていいよ~!」と大きなリンゴ丸1個を大盤振る舞いする農家さんも。
コース序盤だったので、帰りに貰おう♪なんて思っていたら、帰りはその畑通らなかった(T_T)
そんな感じに、たっぷりおもてなししてくれるので、ゴールまでに満腹満足(笑) ゴール後にもラ・フランスを食べられるコーナーがあったみたいだけど、もう十分でした。
さらに参加賞でも、3個のラ・フランスとラ・フランスジュースがもらえたよ!
山形の秋と言えばこれでしょ、芋煮!
ゴール後には、塩分の抜けた体にもってこいの、
牛肉・里芋・ごぼうなどが入った暖か~い芋煮汁がいただけます。
大鍋で作った芋煮は、うめぇ~んだぁなぁ。
芋煮といえば、東北ではごくメジャーな秋の風物詩。
河原などでBBQとかしながら、大鍋で芋煮汁を作って食べる「芋煮会」と言うのがあります。
スーパーやホームセンターでは、無料で大鍋の貸し出しをしているくらい普通なんですよ。
普通すぎて、東北限定のイベントだと知らないまま大人になる人多数です。
芋煮には地域によって種類があって、わたしが食べてきたのは、宮城・福島系の味噌ベース+豚肉の芋煮なんですよね。
芋煮発祥の地、山形の芋煮は醤油ベース+牛肉で、これまた美味しいんです♪
ストレスのない会場
会場は、NDソフトスタジアム山形。又の名を「んだスタ」。
サッカー、モンテディオ山形のホームでもあります。
会場のすぐそばには広い駐車場つき。
マラソン大会では、指定駐車場からスタート地点の会場まで、シャトルバスで輸送することも多いですが、徒歩ですぐに会場に行けるのは本当に有難いです。
収容台数も驚異の約6,000台と十分で、駐車場難民になる心配がないのも最高。さすが車社会山形!
なお、主要駅からも無料シャトルバスがあるので、車じゃなくてももちろん参加可能です。
トイレも安心でした。
2万人入るスタジアムには、トイレが点在しています。
利用者が分散するため、マラソン大会にありがちなトイレ渋滞もほぼなく、スタート前に安心してトイレに行けました。
(とはいえ、スタート地点近くのトイレは混んだようなので、スタート地点から少し離れたトイレで行っておくのが◎)
トイレに並んでて、スタート時刻に間に合わないって、大会では結構あるんですよね。
かといってトイレに行かずにスタートすると、これまた地獄。。。
スタート前のトイレ問題って、かなり切実なんです。
制限時間はハーフで3時間
これ、ラ・フランス食べ放題に次ぐ、わたしの参加の決め手です。
道路規制の関係上、マラソン大会には通常、制限時間が設けられています。
途中にも関門があり、たとえば15km地点で○時間○分と決まっていて、その時間までに通過できなければ、ランナーは後ろから来るバスで回収されます(悲)
万年初心者亀ランナーのわたしは、ハーフマラソンに多い2時間30分の制限時間では確実に走りきれません。
ましてや、ラ・フランスを堪能する時間を考慮したら、3時間でも間に合うか、ぎりぎりのところ。
でも、回収はされたくない!!
手のひらには、大会規定の関門の制限時間(上)と、自分の目標時間(下)をメモしていました。
実際のおおよそのタイムがこちら↓
2時間51分。
10分も残ってませんでした。やっぱりギリギリ、危なかった~(泣)
3時間の大会で正解でした。
景色も最高!
アップダウンがやや多いコースだとは聞いていました。
だけど、開始1kmあたりから5km地点まで、ずっと上り坂だなんて聞いてないよぉぉ!!!
そして、上りがあれば下りもある。下り坂とて調子に乗ると足にくるので、気をつけないと後が大変。なかなか厳しいコースでした。
でもね、なるべく坂道だと意識しないよう、上を向いてトコトコ登っていく途中に見えてくるのは、青空に映える綺麗な紅葉と、雪をかぶった月山(がっさん)。
本当に綺麗でのどかな景色です。
静かな山に響きわたる鳥の声とあいまって、癒されました。
写真撮ってこなかったわたしの、バカバカバカ!(本当は撮る余裕なかったです)
おじいちゃんもおばあちゃんも、子どもも犬も、一家総出で応援
沿道の応援って、本当に力になります。
今回は私にとって初のハーフ。
練習でも16kmまでしか走ったことが無いので、そこから先は未知の世界。
足は持つか、エネルギーは持つか、お腹痛くなったりしないか・・・
心配は色々ありましたが、沿道の応援が自分に向けられていると分かると、不思議と走れちゃったんだなぁ~。
ひっくり返したみかん箱に、ちょこんと座って旗をふるおばあちゃんや
なんか分からないけど、かり出されたワン・・・みたいな顔した犬にも癒されますが、
『この坂、あと100mで終わりだよ」とか
『そこ折り返せばラ・フランスくえっぞ~』など
ランナー目線での声かけをしてくれる人も結構いて、パワーを貰いました。
コスプレサンタさんに和む
ラ・フランスには目もくれず走る、ガチなランナーは勿論いますが、FUN RUNの要素も強いこの大会では、コスプレランナーも結構いました。
その中には、サンタクロースの格好をしたお兄さんも。
背中には白い、大きな布袋を背負っていたのですが、沿道で応援している子供がいると、袋からお菓子を取り出してプレゼント。
貰った子どもは「サンタさんがくれたーー!!!」と大はしゃぎ、
格好だけだと思っていた保護者たちも「え!すごい!!本当にくれるの!?」と大喜び。
しばらくサンタと同じペースで走っていたので、そんなサプライズを何度も見て、かなり幸せな気分になれました。
山形の魅力詰まったマラソン、遠征にもおすすめです!
正直、自分にはハーフマラソンは距離が長すぎると思っていました。
だけど、天童ラ・フランスマラソンなら、来年も再来年も、毎年出たい!
コースはキツイけど、そんなキツさを上回るおもてなしの心と、山形グルメの数々。
山形って、ケンミンSHOWでもたびたび取り上げられていて、個性的で面白い県なんですよね。
遠方県から泊りがけで来る参加者が多いのも、うなずけます。
また、山形には300円くらいから入れる日帰り温泉も、結構あります。
今回は、会場まで車で送迎してくれた夫が気に入っているという百目鬼(どめき)温泉へ。
成分が強いので、長湯すると湯あたりするそうですが、露天風呂付き、シャンプー・ボティーソープ備え付けで、350円という素敵Price!
汗を流してサッパリして帰りました。
筋肉疲労にもいいそうで、たしかに大した筋肉痛にもならなかったのは、温泉のおかげかな?
そんなわけで、東北にお住まいのかたも、
遠くても、遠征マラソンを考えるかたも、どうぞ山形へ!
山形県民じゃないけど、山形県民に変わってイチオシしちゃう、素敵なマラソン大会が天童にありますよ!
最後に…
大会前日、終電で帰ってきたにもかかわらず、朝の5時に叩き起こされ、車を運転してくれた上、終わったら終わったで風邪引いて寝込んだわたしの代わりに、週末の家事を全部やってくれた夫には感謝感謝です。(←いやはや、ひどい妻だわ・・・)
すみません、今後気をつけます(T_T)ので、またよろしくお願いします。