ズボラー式FP技能士3級勉強法(コスパ重視)

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先日受験したFP3級の勉強方法メモ。

勉強方法って、人によって合うあわない、
覚えやすい方法などが違うのであくまで一例ですが。

テキストを読みはじめたらすぐに寝てしまった私でも
試験会場で合格を確信できる、作業を中心とした勉強法をご紹介します。

ちなみに私は2015年9月試験を自己採点したところ。
この方法で学科試験81%、実技試験95%の得点率でした。

⇒追記| 無事合格しました!

FP3級とはどんな試験?

生活に直結する税金、保険、金融資産などに関する
基本的な知識を問う試験です。

FP協会主催の試験と金財主催の試験があり、
どちらに合格しても同じFP技能士3級合格者として扱われます。

私が今回受けたのはFP協会の試験。
学科試験2時間、計算問題を中心とした実技試験1時間
学科・実技とも60%の正解率で合格です。

FP3級の合格率

受けた人の大半が合格します。

FP協会の平成27年5月試験の筆記試験の合格率は8割弱、
実技試験にいたっては約9割の受験生が合格しているようです。
(参照:FP協会HP

とは言っても、試験内容に関連する仕事をしていない人が
何も勉強しないで受けると落ちると思います。

勉強期間は?

私は2015年9月13日の試験に向けて、
1ヶ月をきった8月18日にテキストを購入しました。

勉強時間は一日30分~1時間程度で、毎日やったわけではないですが
1ヶ月もみれば仕事をしながらでも十分と思います。

使用した教材

この試験対策にあまりお金をかけたくなかったので、
ブックオフで200円で買った2011-2012年対応のテキストです。

受験が2015年ですので、4年前のテキストということになります。

法改正が反映されていない箇所もありましたが、
今現在、試験内容が直結する仕事をしているわけでもなく
家計をあずかる主婦として制度や仕組みを知りたいという目的なので
まぁいいかな、と。

不安な方は最新版をおすすめします。

人気のテキストはこのあたりのようです。
私は「スッキリわかる~」の方を使いました。

勉強開始!ところが・・・

テキストを買ってきた日、読み始め10分で寝ました。

知っておきたい知識ではあるけれど
仕事で必要に迫られているわけでもなく、面白いわけでもない。

読んでいるうちに意識がとんで別の世界に行ってしまう。

テキストの文字の上を目がすべる。

特に、数字が覚えられない・・・

FP3級では「出たとこ勉強法」が有効

簡単に言うと、実際に出題された箇所をテキストにマークして
そこ(だけ)を勉強します。

法律や、数字が絡んでくる難易度があまり高くない試験に有効だと思います。

以降、私が受けたFP協会主催の試験に向けた勉強法ですが
金財主催の試験も同様でいけるはずです。

準備するもの

  • テキスト1冊(範囲を網羅しているものならOK。自分が読みやすいものを)
  • 蛍光ペン(オレンジ、黄色)
  • 書き込み用のボールペン1本
  • 付箋
  • 過去問と解答 過去3回分程度(パソコンで見てもOK)

蛍光ペンは、ペンについたラバーで消すこともできる上に
裏写りしないフリクションがおすすめ。

書き込み用のペンも間違えても安心なフリクションの緑にしました。

勉強開始前の準備

①テキストにインデックスをつける

テキストは、最新のものでもいいですし
3級程度なら、2,3年程度前のものを古本で安く入手してもOKです。
(古本の場合、書き込みがないか念のためチェック)

付箋で章ごとにインデックスをつけると後の作業が楽です。

②過去問と解答を用意

私はFP協会のHPから直近4回分を印刷しましたが
3回分で良かったかもしれません。

印刷する場合は、こんなふうに本になる設定で印刷すると
コンパクトでいいかも。

さぁ、勉強を始めましょう。

日数は勉強期間を1ヶ月とした時の目安で、
余裕を持った優等生的な日数です。

私も毎日このとおりにやったわけではありません。

【1日目~7日目】①テキストを一読する

一読といっても、この段階では何も覚えません

まさに「目を通す」といった感じ。
こんなことを勉強するのかぁ、て程度です。

電車でも、寝っころがりながらでも・・・途中で本当に寝たりしますが
目を通すだけなので1日1章くらいはすぐ終わります。

【8日目】②一番新しい過去問を解く

何も覚えてないけど。

でもいいのです。まず直近の過去問を1回分だけ解きます。

出題のされ方をつかみつつ、分からないところも適当にこうじゃないかな~、と。

過去問の問題用紙は最後にまた使うので、答えは裏紙など別の紙に書きましょう。

解き終わったら答え合わせをして、無勉強で何点取れるか確認します。

私は、過去問(2015年5月)を無勉強で解いて、
筆記試験45%、実技試験50%の正解率。
合格点に届きませんでした。

【9-11日目】③過去問で出たところをテキストにマークする

②で解いた過去問の問題と解答にかかる部分をテキストの中から探し出し、
オレンジ色の蛍光ペンでマークします。

目次や最初につけた章のインデックスを頼りに
該当箇所を探し出してマークしていきます。

ちょっと面倒だけど、この最初の1回転が勉強期間中のヤマです。
ここさえ乗り越えれば、これ以上に面倒なことはありません。

筆記試験は1回分で60問ありますので、
1日20問ずつ、3日に分けて作業してもOK。

この作業でテキストのどこに何が書いてあるか、掴みます。

実技試験に関しては、答えを見て
電卓を使いながら計算方法を確認しておきます。

まだ、そんなに覚えようと思わず、メインはマーク作業です。

【12-14日目】④過去問2回前を解きます

解いたら採点します。

その後、同様にテキストにマークし、計算方法は確認。

すでに③で何度もテキストを行ったりきたりしていますので、
1回目よりはスムーズです。

【15-17日目】⑤過去問3回前を解きます

解いたら採点します。

その後、同様にテキストにマークします。

2回目よりもさらにスムーズです。

この時点で、すでに点数が上がってくるはず。

覚えなくてもいいと先に書きましたが、
マークするために一生懸命テキスト内を探すので
なんだかんだで実は覚えてます。

繰り返し出てくる問題はすでにマーク済ですが、
それだけ出題頻度が高いので大事。毎回出てくる問題も結構あります。

分かるように「!!」「!!!」(←2回出た!3回出た!の意)など
自分なりに目印を書きましょう。

③④⑤の作業中、テキストに載っていない問題がある時は・・・??

古いテキストほど、この壁にぶち当たります。
が、ありがたいことに解説HPがありますので参考にし、答えを確認します。

そして、内容の近い部分のページに書き込み用のペンで直接メモしていきます。

改正されている部分は・・・??

テキストが古いと、すでに改正になっていることもあります。

直近の過去問題では○○が正解なのに、
テキストでは△△となっている・・・など。
これも書き込み用のペンでテキストを思いっきり直します。

改正後出題される部分というのは、出題者側も覚えておいて欲しいと思っているということ。大事ですね。また出る可能性大です。

さぁ、これで直近1年(過去3回)で実際に出題された箇所が一目瞭然
宝のようなテキストが出来上がりました。

【18-24日目】⑥テキスト読み込み

覚えるためにテキストを読んでいきます。

すでに過去問を解いたり、マーク作業で試験内容には触れています。
一番最初に目を通したときより、だいぶ読みやすくなっていることでしょう。

オレンジ色とその周辺部分は、少々真面目に読みましょう。
また、自分で書き加えた箇所も、一緒に覚えていきます。

もし、オレンジ以外で気になるところや、
次回読むなら「ここも読んでおきたい」という部分は
黄色の蛍光ペンでマークします。

でも、試験後の実感として黄色部分はあまり問われませんでした。
あれもこれもとマークしすぎないように注意。

逆に、オレンジマークが一個もないページも多数です。

そういうページは流し読みで良いです。
時間が無ければ見なくてもいいかも。

そんな重箱の隅的な部分は多くは出ませんし、
6割取れればいいということは、4割間違えても合格です。

ここは捨てる勇気です。
オレンジマークに絡む部分をしっかり覚えた方がよっぽど有効です。

私はのんびりしすぎて1回転しか読み込みできませんでしたが、
2回転したら筆記ももう少し点数が取れたかも。

【25-29日目】⑦マーク作業に使った過去問(3回分)をもう一度解く

これでほぼ仕上げです。

1回分を解いたら、答え合わせをする、の繰り返しでもう一度解いてみます。

解く際は、単に○か×かではなく、また消去法でもなく
問題文のどこが×なのか、何が正しいのかをキチンと意識し解きます。

迷ったり怪しいな、と思った問題には目印をつけておき、
答えあわせ後にテキストで確認します。

たとえ「えいっ」と勢いで選んだ答えが正解であっても、
あやふやならば今一度確認します。

また、この段階で間違える部分や、試験直前に見ておきたいページがあれば
テキストの該当ページに付箋を貼っておきます。

おそらくこれで最後の過去問を解く頃には
9割近くは正解できるようになっていると思います。

余裕があれば、4回前の過去問でも解いてみましょう。

【30日~当日】試験直前

この段階で自信がなくて不安、ということはあまり無いかもしれませんが
⑦で付箋をつけたところを中心にパラパラと見直します。

もう大丈夫だな、と思ったら付箋は外していってもOK。

この試験直前の見直し、FP試験ではかなり効果的でした。
実際「あぁ、最後に見たところだ!」と思った問題が5問はありました。

特に、オレンジ色のマークが多いページは頻出であることが一目で分かりますので、最後の確認にもってこいです。

いかがでしたでしょうか

やってみようかな?と思ってもらえたら嬉しいです。

この方法は、マーク作業を中心とした勉強法で、
作業をしているうちに覚えていくことができます。

実際オレンジマークをした部分というのは、テキストの一部分。2割くらい?

つまり、残り8割は過去3回の試験で出てないんです。
100点を目指すならともかく、出ないところを一生懸命やっても大変なだけです。

FP3級は、基本的な税金や社会保障のしくみなど、
一般家庭においても知っておくと良いことがたくさん。

受験しようと思ってテキストを買ったけど、勉強が面倒で・・・という方も
この“出たとこ勉強法”で再挑戦してみてはいかがでしょう。

以上、勉強はしたいけれど寝てしまうpenpecoの、FP3級勉強法でした。
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